シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい、原題はEdmond。
珍しく邦題のほうが良さげな感じがする。
ただ内容とはぜんぜん違うし、人によってはファンタジーっぽく捉えちゃうかもだから要注意。
エドモンドってのは、この作品の作者であるエドモン・ロスタンのこと。
19世紀末のパリで、シラノ・ド・ベルジュラック、という舞台作品がどうやって生まれたかって作品。
デビュー作を酷評されてから2年経過・・もう後がない主人公が、借金まみれの主役俳優、わがままな女優など周りに振り回されながらも、なんとか公演に辿り着くまでの流れがなんとも楽しい。
いちお伝記映画なのかな?
群像劇ありのドタバタコメディーって見方もできるけど。
あまりにも展開がご都合主義なところもあったけど、戯曲なだけにいろーんなとこで名セリフが出てくるんよね。
しかも台本がないのに3週間後に舞台の幕が開くとかもうどういう展開に?の連続。
個人的には、シラノ・ド・ベルジュラック、という作品についてやっぱ事前に知っといたほうがより楽しめると思う。
何故かチェーホフが出てくるけど、エンドロールで本人の顔写真が出たときにはびっくり。似とるやんw
そしてこの作品もそうやけど、エンドロールは最後まで見てほしい。
今まで歴代のシラノ・ド・ベルジュラックを演じた俳優さんが、たっくさん時代の流れにそって登場するんよね。
この初めてシラノを演じた俳優さんも映像(画像ではない)としてちゃんと残っているのがすごい。
個人的にはやっぱジェラール・ドパルデューが出た時に、おー!!!!ってなったけど。
舞台経験者なだけに、いろんなとこでニヤニヤしてしまったり、ハラハラする場面もあり、だったのでとても楽しかった作品やったよ。
舞台っていいなー楽しいな−またやりたいなーと思わずにいられなくなったわ。
事前予習は必要だけど、楽しめます。
ロッキー松尾。
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