2018/09/20に書いた文章を見つけたので再掲。
ザ・プレデター
今回も内容に触れとります。(※Spoiler Alartはネタバレ注意!!の意味)
原題:『The Predator』 R15+ 107分 劇場公開日 2018年9月14日
プレデターシリーズの正統な続編という位置づけだそうな。最初のシリーズから、エイリアン対プレデター以外は、映画館で見とるんよね。だもんで、今回も映画館で見とかないとという個人的な想いでいっちきた。まず監督なんやけど、なんと一作目のプレデターで最初に殺される特殊部隊の隊員の人なんやてね。知らんかったす。しかもアイアンマン3の監督もしてるとは。これはもうみるっきゃないやろ。ストーリーやけど、もうシンプルでわかりやすい。
たまたま麻薬組織の幹部の男を狙撃する任務にあたってたマッケンナが、仲間と墜落したプレデター宇宙船と遭遇。どうせ信じてくれないし戦利品や!!とプレデターのヘルメットとか装備品を自宅に送る。そしたら息子のローリーが勝手に中を空けて、スイッチ入れてしまって、別のプレデターが地球にやってくるというこの辺りは予告で何度も見てるから覚えとる。
マッケンナは、軍かなにかに拘束されて、PTSDで社会に適応できずにいる元軍人達と、施設に移送される時に、捕まってた基地から脱走したプレデターを追っかけるところから俄然盛り上がり。プレデターの目的が、自宅に送ったプレデターの装備に違いないと自宅へ!!と話は進んでいくんやけど、監督がほんとに俺、こんなんやりたかったんよ!という思いがめっちゃ詰まっとる内容になっとります。護送車の中での会話で、いかに彼らがだめだめちゃんだけど愛すべき存在ってのがよく伝わるし、生き残るのだれかなーと想像するのも楽しいしね。そういうのってない?ホラー映画とかで、こいつぜったいすぐ死にそうとかわかっちゃうの。はずれることも多いけど。
ただ今回、この設定いらんのじゃ??と思うのが、プレデターは地球を侵略しようとしているとか、いろんな惑星の優れたDNAを採取して、ハイブリッド種として進化するとかさ。そもそもプレデターって、すごい文明持ってるのに、いろんな惑星に行ってそのなかで強いものと闘って、勝ったら戦利品にするって設定あったやん。武器を持たないものはスルー、女子供もスルーとか。あとプレデター2で、拳銃を構えた女性警官に対しても、子供を身ごもってるのがわかったらスルーとか、武士道精神的な部分(たとえが悪い??)とかもあるやん。
そのあたりをもっとかっこ良く描いてほしかったのはある。
あっと唯一、女性科学者が丸腰で除菌室でうずくまっている時に、プレデターと目があってスルーされたシーンはあったか。
そもそも最初のプレデターが、地球に来た理由が、プレデター界の裏切り者の設定つうのもなんだかな。
でっすっがっ、自分の感想は、ふつーのB級娯楽作品として見たら、楽しいと思う。たぶんいろんな映画感想サイトとかだと、画面が全体的に暗いとか、人間ドラマがうざいとか書かれてそうだけど、そんなこたぁない。プレデターが無差別に人類を襲う話じゃなくて、人間ドラマを描いたアクションものにプレデターが出てるくらいの気持ちで見たら、すっごく楽しいんじゃ。
だもんで、続編出来る気まんまんのエンディングだったけど、これももうなんじゃらほい?な感じでよかったんでは。
だめだめちゃんな、護送車仲間のエクスペンダブルズ一同が、みんな死んじゃうとは思わんかったけど、今回はそれぞれみんな死に様もそれなりにだったりで、さすが一作目で最初に殺されるキャラだった監督だなぁーと妙なところで感心したり。
そういやこの一作目で、最初に殺された監督のキャラって、下ネタとかギャグばっかり言って、まわりにスルーされてたもんな。
そういう一作目のオマージュとかあったんやろか(深読みし過ぎ?)
こういうプレデター映画もありかな?ってとこで、アリかナシかだとアリで良いと思う。
最後もジャングルで対決だったし。
でも二作目のロサンゼルス市街戦も好きやけどね。
一作目、二作目を超えたかどうかと聞かれると、ちょっと難しいけど。
これR15+なんだけど、グロさは、レイティングがない、オペレーションレッドシーの方が上な気が。
ツッコミどころアリのエンタメ映画!!な作品でした。
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