2018年9月22日掲載した記事を再掲。
紅海行動/オペレーションレッドシー シネマート新宿 143分 日本公開日 2018年9月22日
中国歴代興行収入2位!!中国海軍全面協力のミリタリーアクションってことで、さっそく公開初日に見にいっちきた。監督が、ダンテ・ラムってのもあり、アクションすごいだろーなーってのもあって。ちなみにジャッキーもちょっとだけ出てる、ツインズエフェクトの監督もやっとるんよね。ダンテラム監督の日本公開された作品はおもったより見とるかも。密告・者(かなり内容が重い)ブラッドウェポン、スナイパー、激戦 ハートオブファイト(これめっちゃよかった!!)などなど。
さてさてこのオペレーションレッドシーやけど、簡単なあらすじみたら、中東の某国でクーデターが勃発し、残された中国人を助けにいくってある。
ん?ん?これって、以前見た、ウージンの戦狼といっしょやん?? 内容めっちやかぶっとるやん。でもこれは実話をもとにした作品ってなっとる。
オフィシャルサイト見たら、2015年のイエメン内線における自国民救出が元になっていると記載ある。知らんかったす。
さっそくオープニングやけど、中国のタンカーが海賊に襲われて、特殊部隊の精鋭、蚊竜突撃隊がチームワークを駆使してかっこよく海賊を撃退!!
ほんと特殊部隊の中の精鋭だけあって、めっちゃスマートに解決。ピンポイントで海賊を狙って撃つシーンとかもう銃弾がスローモーションで飛んでいったり(笑)しょっぱなからもうジョンウーかよ!って突っ込みたくなったけど。つかみはオッケーってやつやんね。
これだけみんな普段からすごかとですよ!と映像でみせるのはさすが。
そしてミッションの中東についてからはもうしょっぱなから銃撃戦。さすが出し惜しみなしのダンテ・ラム。でもねーほんとよくこれでオッケーでたなぁと思うくらい、グロいシーンとかがすごい。戦死者がまだ血だらけでかすかに動いてたり、もう見た人にしかわからないくらい、あーあ・・となる。
顔がぐちゃぐちゃになっても、腕が爆発でもげても、救出するために闘い続けたり、痛々しいことこの上ない。
また民間人が首に爆弾着けられて、政府軍に車で突っ込まされるシーンとかほんと救いようがない、撃たないでくれーと叫んでるのに、銃弾の雨あられで爆発するシーンとかもうリアル過ぎ。今回はチームのメンバー同士の人間ドラマや家族の話はあまりなかったけど、それぞれが担当する役割をきちんとこなしながら、次のステージに進むって感じ。
と、考えたら、RPGみたいやんな。
市街戦、砂漠での戦闘、そして捕虜にされている敵のアジトでの戦闘、中国軍が全面協力してるだけあって、本物の戦車を使ったバトルシーンは大迫力。
敵のアジトでの戦闘が終わって、隊長が、これは上には報告してないが、いくぞ!!とイエローケーキを奪還に。イエローケーキって、初めて聞くと、それっておいしいの?だけど、実はウラン含量が高い物質で、核兵器等を作るもとになる物質なので、テロリストなどの手にわたるとまたもテロの連鎖につながるってことで、残った仲間と向かうんよね。
隊長があわやもう敵のヘリから蜂の巣にされそうな時に、地対空ミサイルを唯一の女性兵士が(ほぼほぼ丸刈りで、G.I.ジェーンを思い出しました)ぶっ放して爆破!!
いやーここまでで、一気に見せられましたわ。正直途中もうちょっと短く出来た気もするけど。
あとあと上映時間を見たら、2時間23分・・・・
正直映画を見るのに体力こんなに使ったのはひさびさやった。
そしてエンディングで、領海侵犯してるどこかの国の船に、ここは中国の領海だ!!すぐに出て行きなさい!というシーンが流れる。
あーそうだった、これは中国国揚映画やったよな。愛国心高まるわ(たぶん)。今の日本じゃ絶対できないジャンル。邦画だと、海猿とかコードブルーとかが近いのかなぁ・・・。
ミリタリーアクションって、だいたい終わった後、アメリカ映画とかだいたいアメリカすごい!!みたいに終わるので、まぁ似たようなもんか。
それでもただじゃ済まないダンテ・ラム、残酷シーン、よく検閲でカットされなかったな。きっと戦争の残酷さや痛みをも映像から伝わるので、そのまま公開されたんやろうか。
個人的には、ラストのプロバガンダまるだしのシーンとか、中国万歳のシーンはかなり引いたけど。
ダンテ・ラムにはめずらしく登場人物のいろんなドラマが描かれてなかったのと、登場人物が割と顔が似た系の人が多かったのでちょっと誰が誰とかがわかりづらったのが残念。
ミリタリーアクションが好きで、終わったあと疲労感を感じるので(あくまで個人の感想やけど)体力あるなら、ぜひでかいスクリーンで。
最後に、あたらめて。 こういう作品をみるとほんと平和ってありがたいと思うよ。
日本じゃ絶対作れない作品だと思う。ほんとに。
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